すべてはレンズで決まる


一眼レフカメラに装着されたレンズが異なることで、写真の印象というのは大きく変わってきます。 なぜならレンズはそれぞれの見え方やピントがあるからです。
その場に応じた適当なレンズを使うことによって、写真の表現の幅はどんどん広がっていきます。 そんなレンズの基礎知識から種類、お手入れ道具からクリーニング法まで、レンズについて一緒に学んでいきましょう!





1,焦点距離
  • レンズにはミリ表示の数値があるのを知っていますか?
    この数値は焦点の距離を表すもので、小さければ小さいほど、遠くのものが全て収まるほどの広い範囲を写すことができます。 逆に、数値が大きければ大きいほど、遠くのものを近く大きく写すことができます。
    この違いが、レンズについて始めに知っておいてもらいたいポイントとなります。

    実際にレンズを使うときは、撮りたいものを中心に画面を構成することが多いため、遠近感を意識することはあまりないかもしれません。 しかし、レンズを交換しカメラの位置を変えてから、同じように撮りたいものが同じ大きさになるように撮影してみると、 背景の印象というのが大きく変わってくるのが分かると思います。 これはレンズによって遠近感が変化したからです。

    レンズに書かれたミリ数値、つまりは焦点距離に応じて、写せる範囲や、遠近感が変わってきます。 この焦点距離について覚えていただきたいポイントは、焦点距離の数値が小さいと遠近感のある写真を撮ることができ、 焦点距離の数値が大きいと写す範囲は狭く、遠くのものを大きく拡大して撮ることができる、ということです。



2,ピントの範囲
  • 次はピントの範囲についてです。 レンズにあるミリ数値が小さくなるほど、ピントの合う範囲は深くなり、ボケが薄くなって写真全体がシャープになります。 また、焦点距離の数値が大きくなるほど、ピントの合う範囲は浅くなり、ボケる範囲が多くなります。


    レンズは、F値を変化させることによって、ピントの合う範囲を変えることができます。 F値は数字が小さくなるほどピントの合う範囲は浅くなり、大きくなるほどピントの合う範囲は深くなります。 つまり、レンズのミリ数値に応じてピントの合う範囲が異なり、F値で書かれた数値に応じて、ピントの合う範囲を変化することができるのです。

    ピントの範囲について覚えていただきたいポイントは、レンズに書かれたミリ数値が小さいほどピントの合う範囲は前後に広くなって、大きいほどピントが合う範囲は浅くなる、ということです。 それに加え、F値を小さくするとピントの合う範囲は前後に狭くなり、大きくするとピントの合う範囲が深くなります。



3,レンズの種類
  • .広角レンズ



    広い画角を得られる広角レンズ。 見たままよりも遠近感が強調され、広い空間を撮ることができます。限られた空間の室内での撮影や、風景写真でも全景で撮りたい場合などに適しているレンズです。


  • .標準レンズ



    見つめた時の印象をそのままに撮ることができる標準レンズ。 標準レンズの画角は人の目にも近く、自然な遠近感で描写します。明るいレンズも多く、ボケ味を活かして表情を際立たせる人物写真や光量の少ない室内での撮影など、幅広く楽しめるレンズです。


  • .高倍率ズームレンズ



    広角から望遠まで1本にまとめた高倍率ズームレンズ。 遠くでも近くでも、また、撮りたいものに合わせて自由に画角を選択できるので、あらゆるシーンに活躍できるレンズです。荷物の多い旅行などには最適で、頼もしいレンズです。


  • .マイクロレンズ



    撮りたいものを画面いっぱいに、迫力ある描写ができるマイクロレンズ。 やわらかなボケ味も魅力の一つです。接写のために開発されたレンズですが、接写だけでなく、人物写真や風景写真もマイクロレンズが持つ独特なやさしい風合いで楽しむことができます。


  • .望遠レンズ



    遠くにある被写体を、大きく写し出せるのが望遠レンズです。 被写体との距離があり、どうしても近づけない場合でも、被写体を力強く引き寄せ、肉眼では確認できない細部も撮影できます。風景や競技場でのスポーツ写真だけではなく、背景全面をふんわりとぼかした人物写真など楽しむことができます。


  • .魚眼レンズ



    180度前後の画角で、独特なゆがみで描写する魚眼レンズ。 屈折による独特なゆがみが創り出す世界観で、見慣れたものも違った印象で楽しむことができます。超広角レンズでもあるので、被写体にぴったりと近寄ることが可能です。




4,お手入れ道具
  • .ブラシ



    レンズのボディ面のホコリを払い落とす時に使います。レンズ面にキズがついてしまうので注意。外観のホコリをさっと払える便利なツールです。カメラ用として市販されているものをご使用ください。


  • .ブロアー



    レンズ面のメンテナンスにかかせない、ホコリを吹き飛ばすツールです。先端部分が取り外せるものは、使用中まれに外れることがあるので注意してください。先端にブラシが付属しているタイプもあります。


  • .クリーニングクロス



    ボディ面についた汚れや、雨などで付着した水滴などを拭き取ります。カメラ用として市販されている柔らかい布やセーム皮を使用してください。レンズ面への使用はできるだけ避け、拭く場合は強くこすりすぎないように注意しましょう。


  • .クリーニングスティック



    先端がマイナスドライバーのような形状になっている、レンズ清掃用のスティック。シルボン紙を巻き、無水エタノールを染み込ませてレンズを拭きます。割り箸などを同じ形状に自作したもので代用もできます。


  • .シルボン紙



    クリーニングスティックに巻き、無水エタノールを染み込ませてレンズを拭くための紙です。細かい繊維をレンズ表面に残ってしまいがちなティッシュペーパーの使用は避け、レンズクリーニング用として市販されているシルボン紙や綿棒などをご利用ください。


  • .エタノール



    レンズの清掃には薬局で購入できる「無水エタノール」か、市販のカメラレンズ用クリーニング液を使用します。シンナーやベンジンなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。「ハンドラップ」という容器に詰め替えて使用すると便利です。




5,クリーニング
  • .レンズ前面

    レンズ表面のホコリをブロアーで吹き飛ばした後、クリーニングスティックでお手入れをします。無水エタノールを染み込ませたら、レンズ中央から外側に向かって円を描くように、一定のスピードで動かしてください。強く拭くとキズがつくことがあるので気をつけましょう。


    .レンズボディ

    最初にボディ面についたホコリ、水滴をブロアーで吹き飛ばします。その後、手脂など油性の汚れを、クリーニングクロスを使って残さず拭き取りましょう。


    .レンズ後面

    Fマウント奥のレンズをブロアーで清掃した後、クリーニングスティックでお手入れをします。無水エタノールを染み込ませたら、レンズ中央から外側に向かって円を描くように、一定のスピードで動かしてください。レンズ面が奥まっている製品は、注意しながら拭いてください。


    .レンズ全体

    レンズはしっかりケアすると長持ちします。時間のあるときなどは、ボディ面のゴミ、ホコリをブラシとブロアーでしっかりと落とし、クロスで拭きあげます。レンズ前面、レンズ後面もブロアーでホコリをよく落とし、クリーニングスティックでキレイにお手入れしましょう。

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